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コラージュ展示

① 趣旨:コラージュという身の回りにある素材を使用して誰にでも簡単に自由に表現できる技法の実際を、鑑賞することと体験することで、日常的に使用する道具としての言葉や喜怒哀楽といった感情表現の手段のひとつとして楽しむことを目的としています。


②概要:コラージュ(collage)は絵画の技法の1つです。
通常の描画法によるのではなく既成のイメージの、性質とロジックのばらばらな素材を組み合わせることで、造形作品を再構成する創作技法です。
絵画におけるコラージュはキュビスム時代にパブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラックらが始めた『パピエ・コレ』に端を発するといわれていますコラージュはきわめて簡単な技法で自己表現が可能な創作であり、心理療法の一分野である芸術療法に属する方法としても導入されています。

第一のゾーンでは雑誌や新聞・パンフレットなど、ごく身近にある素材を切り離し、組み合わせて創作している作品を展示しています。第二のゾーンでは応用編として第一のゾーンで提示した技法をコンピューター上で行った作品を展示しています。
 コラージュに使用する素材は自由です。紙素材のものやビーズ・お花・シール・瓶のふた・布、、と平面的である必要はなく、はさみと糊があれば誰にでもご家庭ですぐにつくれます。
 今回の展示では、コラージュを多く創作しているKZRという作家(私)の、切り抜いた写真や新聞、パンフレットをキャンバスに貼りアクリル絵の具で着彩した作品を透明のアクリル板で額装したものと、市販の額にいれたものが飾られています
展示位置は床面から110cmの高さに設置しました。
そのうち数点は遠くから眺めることを想定してやや高い位置(約135cm)に、反対に細かい部分まで観察できるように傾斜のある台に設置しました。
介護のための手動式車椅子の方や幼児も覗き込んで細部を観察できるように65cm程度の台です。
虫眼鏡も設置しました。虫眼鏡で覗くことにより、素材同士(紙)の重なりによってできた段差の立体感や絵の具のマチエールを観察することができます。
 デジタルメディアを使用した動画キャプションではデジタルフォトフレームを使用し、コラージュの創作過程が視覚的に詳しく理解できるように撮影したものを実物資料の補足説明として展示しました。
また、収集困難な他作家のコラージュ技法による作品をスライドショーで提示し、コラージュの多様性や自由な表現世界を説明しています。作家はパブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、マックス・エルンスト、アンリ・マティスなど、誰もが一度は見たことがあるような代表的な作品を集めました。
スライドショーなので、補足説明として文字によるキャプションを添えてあります。
 

体験型展示として、A4程度の厚紙と任意に選んだ新聞・雑誌・パンフレットを切り抜いたパーツなどを厚紙で補強したものを数種類用意し、糊・はさみを使用しないコラージュの実体験として、手と感覚を使いそれぞれのパーツをパズルのように構成します。その構成の仕方によって完成図の見え方、表情などが無限の可能性を持つこと、既成のイメージを使用しているにも関わらず体験者が主体となり新たなイメージを完成させることで気軽なアート体験を体感してもらいます。ここでも補足説明としてキャプションを用意しますが、体験コーナーなのでイラスト(や色)を使用し楽しそうな雰囲気を演出します。ゆっくりと楽しめるように椅子を用意しました
また、タブレット端末にコラージュのアプリケーションをインストールし、デジタルメディアによるコラージュ体験をしてもらいます。実際は専用のアプリケーションを開発する方が面白いと思います今回はiPadを用い、PicCollage(販売元CardinalBlueSoftware.Inc)というアプリケーションをインストールしています。タブレットやスマートフォンはもっとも身近なデジタルメディアなのでコラージュという行為がより身近に感じられます。

③ 作家経歴:KZR
女子美術大学付属中学校、高等学校、短期大学部彫塑コース卒業
武蔵野美術大学造形文化学科文化支援コース在学中。
02年よりアートグループや個人として創作発表を開始する。
主な技法はコラージュ
99~08年まで雑誌のモデル。
06年から写真を勉強するため父、写真家砂守勝巳に師事。
09年、父の死後砂守写真事務所を継承し、著作物管理をしながら大学で文化支援の勉強、砂守勝巳の研究をしている。

03年 トリンプPOESIEELFポストカードイラスト
06年 girlswalker&EGOIST海の家thebalcony 展示
07年 NIKE主催桜木町ONTHEWALL壁画
08年平安神宮神々への捧げもの展出展
09年 CLUB DICTIONARY DELUXE ART PICNIC vol.1 展示
モデルで女優の佐田真由美さんがディレクターをつとめるジュエリーブランドenasolunaの展示会用のDM作成


④作品点数(別紙資料リスト参照)
参考文献:池澤夏樹、「パレオマニア」、2004年、集英社、

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出品作品リスト
資料NO資料名点数寸法仕様(材質・付属品)備考
1コラージュ11F10キャンバス・アクリルアクリル額装
2コラージュ21F8キャンバス・アクリルアクリル額装
3コラージュ31F8キャンバス・アクリルアクリル額装
4コラージュ41F8キャンバス・アクリルアクリル額装
5コラージュ51S6キャンバス・アクリルアクリル額装
6コラージュ61S6キャンバス・アクリルアクリル額装
7コラージュ71S6キャンバス・アクリルアクリル額装
8コラージュ81F12キャンバス・アクリルアクリル額装
9コラージュ91A4印画紙マット紙・木製額装
10コラージュ101A4印画紙マット紙・木製額装
11コラージュ111A4印画紙マット紙・木製額装
12コラージュ作品1B5SDカード・デジタルフォトフレーム
13コラージュ工程1B5SDカード・デジタルフォトフレーム
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by artkzr | 2013-04-20 14:59 | プラン

南海日々新聞「つむぎ随筆」

明日(4/12)から南海日々新聞文化面「つむぎ随筆」に執筆することになりました。よろしくお願いいたします。
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by artkzr | 2013-04-11 19:49 | NEWS